故郷のヴェローナを出たロミオとジュリアスは旅を続け、大都市ボローニャへやって来る。ある日、路地裏でごろつきに絡まれているジルドという男を発見する二人。彼を助けて家まで連れていってやるロミオとジュリアスだが、名前を伝えるとジルドの顔色が変わる。不審に思うも家を追い出されてしまう二人。帰ろうとした時、近所の人からジルドの祖父がかつてヴェローナ領主の侍従をしていたと聞いて驚く。再度ジルドを訪ねて問いただすと、ロミオとジュリアスの大叔父たちと祖父のジョルジョが友人だったらしいと告げるジルド。祖父の日記に記されていた内容を話し出す。そこで伝えられた真実は、モンタギュー家とキャピュレット家のいがみ合いの発端に繋がっていて――。
ロミオ
佐久間 咲也
ジュリアス
碓氷 真澄
マキューシオ
皆木 綴
ティボルト
茅ヶ崎 至
ロレンス神父
シトロン
ジルド
卯木 千景