世界各地で紛争が続くなか、人々はそれが自分たちには関わりがないと平和に過ごしていた。代々医師の家に生まれた八尋は、大学で出会った仲間に誘われ、演劇の世界へ足を踏み入れる。初めて舞台に立ったその日から、知らなかった頃には戻れないほど演劇に心を奪われていき、医師ではなく役者の道を選ぶことを決意。父親から勘当を言い渡され、尊敬していた兄を変えてしまったと演劇を憎む弟・慶吾との溝も深まっていく。大切なものを失っても、演劇への熱が冷めることがない八尋。しかし、やがて時代は大きく動き始める。政府の規制・検閲・プロパガンダ……。世界が反発し合う中、それでもなお演劇を続けるべきか、諦めるべきか――選択の末、八尋たちが見たものとは……。
小川八尋
兵頭 十座
小川慶吾
兵頭 九門
尾代京介
茅ヶ崎 至
野村豊
卯木 千景
土居史郎
御影 密
南部正平
雪白 東
松田進
向坂 椋
片平實
七尾 太一